歯科を出発点とした抗加齢医学・分子整合栄養に取り組んでいます

「オーソモレキュラー・デンタル」

は、『健康増進・アンチエイジング型歯科医院』である森永歯科医院・
院長の森永宏喜の情報発信活動をご紹介するサイトです。

著書や出版物への寄稿のほか各種セミナーのご案内、アメブロやフェイスブックでの投稿のうち重要なものなどもご紹介していきます。

「豊かな生活・人生」を手に入れるための「カギ」が「歯とお口の健康」だということが次第に明らかになってきています。
 当サイトではそれを実現するために分子整合栄養医学(オーソモレキュラー療法)をベースにした抗加齢医学の情報をご提供していきます。

点滴療法研究会10周年記念 特別セミナー

☆10周年の節目に、5名のプレゼンターの一人として講演します

9月4日 ベルサール三田

「点滴療法研究会が考えるアンチエイジング」



2016年 第1回 OMDセミナー

「栄養療法が歯科臨床を変える」~入門編~

栗木安弘+森永宏喜+伊藤夕里亜

10月30日 10時~16時半

オフィス東京 L2会議室 東京駅八重洲中央口より徒歩5分 東京都中央区京橋1丁目6番8号 コルマ京橋ビル 

詳細・お申し込み



OMD主催 歯科での栄養療法セミナー(入門編)を開催します
2016/07/02

定員50名→70名に増席しました

 

これまで多くの皆様にお声がけ頂き、各所で講演をさせて頂いてきました。そこで「分子レベルでの評価に基づく食事指導・生活指導を歯科臨床に取り入れて欲しい」ということをお話してきましたが、より効果的な形でお伝えしたいと考えて「医療従事者向け入門セミナー」を開催することになりました。私が代表となるオーソモレキュラー・デンタル(OMD)が主催致します。

 

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講師は皮膚科領域のオーソモレキュラーの権威として著名な栗木安弘先生、歯科カウンセラーの第一人者である伊藤夕里亜先生、そして私が務めます。
2016年10月30日(日) 10:00~16:30

オフィス東京 L2会議室

(JR東京駅八重洲口より徒歩5分)

 

定員50名→70名に増席しました

 

参加お申し込み・詳細は下記リンクをご覧下さい。

【OMD主催 歯科での栄養療法セミナー(入門編)】

 

※おもな対象はこれから栄養療法を導入しようとする医療従事者です。より総合的にオプティマル・ヘルスを追求する「応用編」は、来春をめどに開催予定です。経験豊富な先生方はそちらをお待ちください。日程は決まり次第発表いたします。

カウンセラーに必要な「聞き出す力」
2016/08/03
10月に主催するOMDセミナー、着実にお申込みを頂いていて嬉しい限りです。今回の会場はそれほど広くないため、スタッフ間では
「われわれはテーブルなしのイスのみか?」
などということも現実味を帯びて語られはじめました。
 
 
一般的に、カウンセラーと呼ばれる仕事では「相手の話に耳を傾けること」が大事だといわれることが多いですよね。「傾聴」という表現をされることも多く、コミュニケーションをとるためのスキルとして欠かせないと言われています。
 
では栄養療法のカウンセラーに求められるスキルはそれでだけいいのでしょうか。
もちろん「聴くこと」が重要なことに変わりはありませんが、それと同じか、あるいはもっと大切な能力があると考えています。それは「必要な情報を聞き出す力」です。
 
栄養療法を必要とされる患者さんは、自覚症状として現れている栄養素の不足のほかに、潜在的な栄養欠損を抱えていることが普通です。むしろ表に現れない不足のほうが大きいと言っていいでしょう。あるいは症状が出ていても「それが栄養不足からきているとは夢にも思っていない」というのは決して珍しいことではありません。
 
栄養素は、それ単独ではたらいていることはむしろ例外的で、それぞれがお互いの活性化度を調整したり、相補的に作用したりして生体の恒常性を維持しています。オーソモレキュラーに基づいたアプローチでは、それらの栄養素を総合的に補充していきます。目立つ症状にだけ着目していたのでは病態の改善を得ることは難しいことが多いのです。
 
ではそのような潜在的な不足をどのように判断するのか。もちろん最大の武器は血液をはじめとする検査所見の解析ですが、それと同等に欠かせないのが「解析結果を補完する患者さんの情報」です。
 
潜在的な情報ですから単に「傾聴」しているだけでは得ることは出来ません。各種の検査結果から可能性のある症状を確認し、時には五感をも駆使して
「患者さんの言われていることは本当だろうか、自覚していないだけではないのか」
ということまで考えて
「そう言われてみると、確かにそうだ」
とか
「そんなことまで関わるのか」
と患者さんが気付くような事実を「聞き出してくる」必要があるのです。
 
ここに栄養カウンセラーの大きな役割があり、また力量を問われる点でもあります。
 
もちろん、そういうことがすぐに出来るようになる訳ではありません。栄養療法の基礎をしっかりと学び、経験を積んでいけば段々と実力はついてくるでしょう。焦る必要はないと思います。
 

 

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全国各地で講演・スタッフ研修を行う伊藤夕里亜氏

 
しかし何事もそうですが、スキルを身に着ける近道はその道の「達人」に教えを乞うことでしょう。その意味では今回講演をお願いしている伊藤夕里亜さん以上の適任者を私は知りません。
 
期待して頂きたいと思います。きっとその期待以上の世界を垣間見ることが出来るでしょう。
 
 
ジョイントセミナー 地元紙に掲載
2016/07/22

先月のジョイントセミナーの模様が地元紙に掲載されました。

先日編集長から連絡があり、数日中とのことでしたが早めに載りましたね(^^)

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PDFはこちらです。

歯科の栄養セミナーに、なぜ皮膚科の先生なのか
2016/07/19
皆様こんにちは。
栄養を科学する抗加齢歯科医、森永宏喜です。
 
主催するOMDセミナー、「栄養療法が歯科臨床を変える」の募集をはじめて10日ほどですが、おかげさまで定員の半分近くにまで順調にお申し込みを頂いています。その他にも
「10月の予定が出るまでもう少しかかるんだけど、満席になりそうならその前に知らせて」
というメッセージを頂いていたりと、非常に嬉しい状況です。
2016年 第一回OMDセミナー 「栄養療法が歯科臨床を変える」 入門編
お申し込み・詳細はこちら
 
「歯科の栄養セミナーなのに、なぜ皮膚科の先生?」
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(画像は栗木先生のクリニックHPよりお借りしました)

そうお感じのかたも、もしかすると少なくないかも知れません。
 
今回お招きした栗木先生ですが、診療科を問わずオーソモレキュラー療法についての造詣が非常に深いドクターです。それは医療従事者向けのオーソモレキュラー講座「オーソモレキュラー・ニュートリション・プロフェッショナル(ONP)」の講師を務められていることからも分かります。栗木先生のまとまったお話を伺う貴重な機会といえるでしょう。
 
今回のセミナーで「医科の先生は、どなたにお願いしようか」と考えたとき、内科や婦人科など、他の診療科でも頭に浮かんだ先生はいました。ではなぜ皮膚科の栗木先生にお願いしたのか。それは
「皮膚と口腔粘膜・歯肉の栄養アプローチに共通点が非常に多いから」
なのです。
 
皮膚と粘膜は表層の角化程度、乾燥の度合いなど、構造的・機能的な違いはもちろんあります。しかし一定の周期で細胞が入れ替わっていく(ターンオーバー)ことや、外界の刺激を防ぐバリアとしての機能と様々な物質を吸収する機能を両立させていることなどは共通しています。そして従来の医学では、病変に対しては薬剤の外用・内服などが主な対策で、「栄養」の側面はあまり顧みられてこなかったところも似通っているのです。
 
当日は総論的なお話に加えて、栗木先生でなければ話せない皮膚科領域の栄養療法をうかがうことが出来るでしょう。それは歯科領域での栄養アプローチに大きなヒントとなるはずです。
なぜこのセミナーを企画したのか
2016/07/19
先週より主催するOMDセミナー、
「栄養療法が歯科臨床を変える」
の募集を開始致しました。おかげさまで順調な出足でお申し込みを頂いています。
なぜこのセミナーを企画したのか。その理由をもう少し詳しくお話したいと思います。長文で申し訳ありません。少し歯科の専門の話が入りますが、一般の方にもお読みいただけるよう書いていますので、ご興味のある方はお読みください。
 
これまで各地での講演や学術誌への投稿などで「分子レベルでの評価に基づく食事指導・生活指導を歯科臨床に取り入れて欲しい」ということを繰り返しアピールしてきました。なぜ虫歯の治療や、入れ歯やインプラントを入れたり、歯周病を良くしたりする治療でなく「食事・栄養」なのか、ということです。
 
歯科業界以外の方の中には
「大学で勉強してきているのだから、歯科医師になればひと通りの治療は出来るのだろう」
とお考えの方もいるかも知れません。
ですが実態は全く異なり、大学を卒業して国家試験に通れば歯科医師にはなれますが、臨床医としては全く使い物になりません。
学生が受ける教育は広く深い歯科医学のほんの基礎部分ですし、何よりも臨床経験が圧倒的に不足しています。卒後の研修をどれだけ積み重ねたかが、そのドクターの力量を決めるといってもいいでしょう。
 
私も歯科医師となってもうすぐ30年になります。開業医となって25年近いです。卒直後は大学病院で研修し、そして開業医となってからは日々の診療のかたわら様々な研修会、セミナーに参加してきました。今でもそれは続いています。そこで習得した知識や技術は私の臨床をアップデートするのに不可欠なものでした。医学は日進月歩、基本は学生時代に教えられますが、現在行っている治療の多くの部分は卒後の研修で身につけたものなのです。
 
でも経験豊富な先生方は実感されていると思いますが、そんな研修と同じくらい、あるいはもっと勉強になることがあります。それは「実際に治療させてもらった患者さんの経過を追っていくこと」です。
当院は地域性もあり、大部分の患者さんが長い期間通院してくださっています。初診が平成ひとケタのカルテは珍しくありません。治療後1~2年では分からなかったことが、5年、10年と経過するにしたがい色々と見えてくるようになります。
 
治療が終了し定期検診に移行した時点では「結構いけるだろう」と思った症例が、10年後にはなぜか非常に難しい状態になる。ご本人も定期検診やお手入れにそれなりに時間と労力を使ってきた。医師、患者双方とも肩を落とさざるを得ない、という状況も残念ながら経験するようになります。
 
その一方で、同じようなケースが20年近く全く問題なく経過している、ということも目の当たりにするわけです。
「先生に治療してもらって、ホントに良かった」
と感謝していただいて嬉しい半面、何かスッキリしないところが残るのも事実でした。
 
「それを分けたものは、一体何だろう?」
と考えざるを得ない状況です。いろいろな原因が思い当たりました。もちろん「治療方法に、別の選択肢もあったかも知れない」と思う場合もあります。でも強く感じたのは
「ああ、自分は口の周囲しか見ていなかったな」
ということでした。私は卒後、大学病院の口腔外科で研修したこともあり「一般的な歯科よりは全身のこと考えている」と思っていました。それでも患者さんが診療室を出たあとの世界、特に「生活習慣・食習慣」への配慮が不足していたのです。
 
従来の歯科臨床では「砂糖の摂取を減らす」ことには注力しても、それ以上の栄養面・生活面へのアプローチはとても少ないのが現状。
「ではどうしたらいいのか」
と考えたとき、自分の栄養の知識が非常に乏しいのに気づいたのですが、どこから学んだらよいのか悩ましい状況でした。またその当時、サプリメントを医療現場に導入することが始まっていましたが、試行錯誤してみたものの一体どれが良いのか判断基準がなく「前に進めない」と感じていたのです。
 
そのタイミングで出会ったのがオーソモレキュラー医学でした。生体の恒常性と栄養素の関係を分子レベルで臨床に落とし込んでいるのにはまさに驚愕でしたし、それが検査値に反映されて病態の把握、効果判定が可能というのは非常に心強いものでした。
 
自分自身や家族、そしてスタッフでの効果を確認しつつ、患者さんにも栄養指導・生活指導、そしてサプリメント処方を行うようになりました。そこで改めて実感したのは
「健康的な社会生活、充実した人生にいかに深く歯科が関わっているか、そこで栄養が果たす役割がいかに大きいか」
ということです。「そこには歯科の大きな可能性がある」と確信できました。でもそこに気づいていた歯科関係者は本当にひと握りでしたから「多くの人に気づいてもらいたい、それには情報発信が不可欠」と考えて今日に至っている訳です。
 
今回のセミナーは、「これから自分の臨床に栄養療法を取り入れていきたい」という方を主な対象としています。そこにはいくつかのハードルが存在するのも事実です。ですが私たちの話をきいて頂くことでそれを出来るだけ低くし、多くの方にそれを飛び越えて欲しいと願っています。
ジョイントセミナー ご参加ありがとうございました
2016/06/29

当院主催の「第5回 アンチエイジング・ジョイントセミナー」が新宿溝口クリニック・定真理子チーフカウンセラーをお迎えして千葉県南総文化ホールで開催されました。

 

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梅雨時ということで天候が心配されましたが、見事に晴れ間となったのはご参加の皆様のおかげでしょう。

定カウンセラーのお話は「栄養と女性のライフサイクル」。妊娠・出産・子育てのプロセスの中で女性はホメオスタシスを乱す危険と常に隣り合わせです。そこで食事や生活の上で考える必要があるのは何なのか。どのタイミングで、どのようなサプリメントを使っていくのか。

 

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今回は初めて副腎疲労にも言及されて、とても有意義な講演になったと思います。

当院の専任管理栄養士・三幣もお話させていただく機会を作りました。これから暑い夏に向けての糖質との接し方がメインの内容でした。

 

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まだ原稿を読み上げるレベルのプレゼンで、最後列に陣取る同僚が必死に出していた「巻き」のサインも全く見えていなかったようですが、「夏バテ防止のための十か条」をはじめ内容的には実践に沿ったもので良かったと思います。あとは経験と度胸ですね(笑)。

 

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私は歯周病と慢性炎症、そして全身疾患との関係がいかに健康寿命に関わるかというお話を、今回は「認知症」にスポットを当ててお話させて頂きました。

 

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アンケートを拝見すると、高果糖ブドウ糖液糖(HFCS)の害への関心が高く、新たな気づきを提供できたのかなと思っています。

そしていつもながら落ち着いて司会を務めてくれたマネージャの渡邊を始め、事前の打ち合わせから機材の準備、会場設営までスムーズに進めてくれた当院スタッフの皆には感謝したいと思います。

年内にはもう一度計画したいと思っていますので、どうぞよろしくお願い致します。

 

 

ジョイントセミナー 予演会
2016/06/22

今日は週末のジョイントセミナーの予演会でした。

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私はスライド約60枚、約45分で時間間配分はほぼOK、三幣管理栄養士はスライドを少し手直し、巻きを入れるようです。

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機材・資料の準備も予定通り進んでいて、あとは当日の段取りをしっかり確認します。ご参加の皆様にお目にかかるのを楽しみにしております。

東洋経済オンラインの記者さんに、最後に要望されたこと
2016/06/22

皆様こんにちは。
栄養を科学する抗加齢歯科医
森永宏喜です。

 

今日、メジャーニュースサイトである

東洋経済オンラインに

「歯周病」と「認知症」の切っても切れない関係

というタイトルで記事を掲載して頂きました。

 

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「東洋経済オンライン」は日経BP、プレジデント

オンライン、ダイヤモンドオンラインなどを凌ぐ

月間ページビュー1億6千万という

物凄いサイトです。

 

東洋経済の記者、T氏とある集まりの

懇親会でお話したのは1ヶ月ほど前。

わたしが歯科医でアンチエイジングに

取り組んでいることをお話すると興味を

示してくれました。

 

なかでも「歯周病と認知症の関係」という

のは意外だったらしく、熱心に聴いて

いただけて

 

「ぜひ東洋経済オンラインに寄稿してもらえませんか」

 

というオファーを頂くことができました。
このテーマに関しては成書はもちろんのこと、

国内外の文献もかなり研究していましたので

文章自体は比較的スンナリとまとめることが

でき、三千字余りの原稿をお送りしたのです。

 

すると1週間ほどでT氏から連絡があり、

こんな要望をされたのです。

 

「森永さん、学術的なデータは豊富なんですが、これだと実感として響きにくいです、事例が欲しい」

 

ということでした。確かに自分の身近な

問題として捉えるには実際にハッピー

エイジングを謳歌している方のエピソード

が大事ですね。

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そこでお送りしたのが当院に通うHKさんと

SSさんの話題。この事例を入れることで

しっかり地に足がついた文章になった

ように思います。

さすがプロの編集者だなあ、と感心した

次第です。

どんな事例だったかは、東洋経済オンライン

の記事をご覧下さい。

 

「歯周病」と「認知症」の切っても切れない関係

 

☆検査で「異常なし」なのに、

あなたはなぜ不調なのか?

アンチエイジング専門歯科医が

教える『本当の健康』を

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第5回 アンチエイジング・ジョイントセミナー
開催決定!(参加費無料)

「歯と認知症の意外な関係を解き明かす」

森永宏喜(米国抗加齢医学会認定医)

定真理子(新宿溝口クリニックチーフカウンセラ)

イベント1

6月26日 13時~16時

(千葉県南総文化ホール・館山市)

詳細・お申し込みフォーム

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☆5名の演者の一人として講演します

9月4日 ベルサール三田

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点滴療法研究会10周年記念 特別セミナー
「点滴療法研究会が考えるアンチエイジング」

 

母校の卒後研修会にて講演しました
2015/10/01

少し前の話になりますが、8月30日、母校の東北大学歯学部の卒後研修委員会のトップである同期の篠原 誠先生にオファーを頂き「歯科領域の栄養療法」についてお話させて頂く機会を得ました。

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参加者の大部分の皆さんには初めてのお話で、戸惑いすら覚えたのではと想像します。
無理もないことです。私が初めてこの世界の情報に触れた時もそうでしたから。なので

「そういう視点で自分の患者さんをみてみようか」

という印象を少しでも多くの方に持って頂けたなら成功だと思っています。

「2015年にあのテーマを取り上げたのは先見の明があったね」

と篠原先生の評価が上がるようにこれからも動いていきたいと思っています!

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(画像提供 松崎 宏明先生)

「米国抗加齢医学会 認定医」として認証されました
2015/09/25

Webを色々やっていると、自分のプロフィールを載せているところは沢山ありますよね。先日はその書き変えに追われていました。 

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思い立ってからは2年近く経つでしょうか、認定医取得計画はA4M(米国抗加齢医学会)事務局から取り寄せた電話帳のようなテキストに愕然とするところから始まりました。気を取り直して準備にかかり、今年5月のマレーシアでの筆記試験を経て各種の英文書類をそろえて申請、ようやくAmerican Board of Anti-Aging Health Practitioners(ABAAHP)の認定を受けることが出来ました。 

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ABAAHP取得者はやはり合衆国が圧倒的に多く、学会のディレクトリから調べた範囲ではアジア・オセアニアでは5人めくらいのようです。 これから日本人でも増えていくと良いなと思います。

顔面の筋力トレーニングの是非 様々な立場から
2015/08/25

私は日本抗加齢医学会の専門医なので、年に4回、学会誌が送られてきます。抗加齢医学の最新情報が満載ですが、その中でも楽しみな記事が「誌上ディベート」です。ひとつのテーマをめぐって、抗加齢医学をベースにしながらも分野・立場の異なる専門家が「是」と「非」の立場で見解を披露します。

最新号で特集されていたのは「顔面の筋力トレーニングの是非」

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 歯科領域では、顔面の表情筋や咀嚼筋(そしゃくきん、かむための筋肉)などのエクササイズは若返りや摂食嚥下(食物を食べ、飲み込むこと)の面から強く推奨されていて「パ〇△ラ」などの専用器具も開発されています。またそれだけでなく、鼻呼吸とセットにすることで免疫力の向上や各種の病気の改善なども期待されていて「◇い▽べ体操」などはかなり普及してきていますね。いま私たちの領域で「顔面エクササイズ」を否定する人は少数派といっていいでしょう。

ところがこの誌上ディベートでは美容外科がご専門の先生が「表情筋の運動は顔面のシワを増やす。老化に伴う筋の拘縮(縮んで衰えてしまう)を助長するので推奨できない」とのご意見。

「外見をとるか、機能をとるかの問題か」と思われる方もいるでしょう。ところが抗加齢医学の立場からするとコトはそう単純ではないのです。

現在でもアンチエイジングというと「無理やり若返る美容外科のことね」と否定的な面のみ強調する向きもありますが、外見を整えることの効果は心理面にも及んできます。そしてメンタルの向上が免疫力などもアップさせる(逆に言うとネガティブなストレスは強烈に老化をすすめる)ことは多くの研究で示されていることです。

ということは、「身体だけでなくメンタルの健康が長生きにつながる」ということを理解していないと「美容外科など邪道だ」とばかりに表面的な判断をしてしまうおそれがあるのです。

自分の専門分野だけにとらわれることなく、多面的な見かたが出来るところがこの学会の醍醐味でもあります。

 
脂質制限と糖質制限 ~不安に駆られる必要なし~
2015/08/20

 学術雑誌 Cell Metabolism(2015年8月13日オンライン版)に発表されたNIH(米国立衛生研究所)傘下の研究者による肥満の男女19人を対象とした研究で,「糖質制限よりも脂質制限の方が体脂肪減少に有効」との結果が示されました。この研究は外来で行うのではなく,参加者に入院(2週間×2回)してもらい,毎日の食事内容から身体活動まで厳格な管理の下で実施されたRCT(ランダム化比較試験)です。
 RCTは論文のエビデンスレベルとしては高く、また掲載の「Cell」も学術雑誌として高い格式があります。糖質制限に批判的な方は「それみたことか」を思われるかも知れません。ですが、以下にあげるようにこの調査は厳格な研究デザインをとったが故に、現実の食生活に当てはめるには限界があるものです。

Cell 糖質と脂質制限比較入院

 

1) 低脂質食(RF)、低糖質食(RC)はともに実験期間の前半に摂取するベースラインの食事(炭水化物50%、脂質35%、タンパク質15%)から800kcalを減らす研究デザインですが、蛋白の摂取量を変えすにこの減少量をそろえるために、RCは結果的に糖質を180g/日近く摂取することになっています。これは脂質が持つエネルギーが9kcal/gであるのに対し、糖質はその半分以下の4kcal/gですので避けられないことです。一般的に厳格な糖質制限は糖質が1食20g以下、「ゆるやかな」糖質制限で1食40g程度といわれています。1日3食としても「ゆるやか」の1.5倍の糖質摂取というのは、低糖質ではあっても種々の「糖質制限」をベースとした食事法とは少し違うのではと考えます。

2) 現在、ダイエットや糖尿病などの改善のために「適切な糖質制限」をしている皆さんは、糖質量を減らしているだけではありません。脂質の量だけでなく、必ずタンパク質の摂取量を増やしています。この調査では「糖質と脂質の比較をする」のが目的なので、精度を上げるためにそれ以外の要素は極力同じにしています。精度を上げようとした結果、現実に営まれている食生活からはかえって離れてしまっている感があります。

3) そして何といってもこの調査結果を私たちの食生活に直ちに当てはめられない理由は、その比較期間が「わずか6日間である」ということです。これは著者も認めていて、「今後の研究に活かす有益な情報が得られた」と書いています。低糖質食では脂質の燃焼は増えていますが、本格的にケトン体をエネルギー源とした代謝が回り始めるには、糖質を控えてから2週間ほどかかると言われていますから、中長期に糖質制限を実践している人の実態を反映しているとは言い難いと思われます。

結局、この論文の内容から「低脂肪食の方が『各種の糖質制限食』よりも脂肪を落とすことができる」と結論づけることは出来ないのです。糖質制限に批判的な方は安易な引用を控えて頂けると有難いですし、「適切な」糖質制限を実践されている方は不安に駆られる必要はないと思います

脂質栄養学会「コレステロール ガイドライン」を改めて読んでみる
2015/07/24

アメリカ政府の「食生活ガイドライン諮問委員会」は今年(2015年)、「コレステロールの摂取制限は必要ない」という報告書を提出しました。また日本の厚労省が4月に発表した「日本人の食事摂取基準2015年版」からも一日あたりの摂取量を定めた「コレステロールの摂取基準」は姿を消しています。

ここに来て一気に「食物のコレステロール」の考え方が変わったようにもみえますが、実はこれを裏付ける研究成果は10年以上前から数多く出てきていて、日本脂質栄養学会は2010年に「長寿のためのコレステロール ガイドライン」を発表しています。

そこには現在主流になりつつあるコレステロールへの考え方がほぼ過不足なくまとめられていて、まさに「時代がようやく追いついた」という感じです。改めてその内容を確認してみたいと思います。

 

1)コレステロール摂取量を増やしても血清コレステロール(TC)値は上がらない

 

これまで、コレステロールは「食べなければ血中濃度を下げることができる」と考えられていたため、それを多く含む食品を避ける指導がされてきました。中でも1個に約250ミリグラムのコレステロールを含む卵は「1日1個まで」という話が「常識」となっていました。

図2

 

しかし、これを否定するデータは2000年にすでに出ていて、「卵を多く食べる人のほうがむしろTC値が低い」という結果です。コレステロールのうち7割は体内で作られ、3割が食物からといわれていて、多く食べるとその分体内での合成を止めてしまいますからトータルでは増えるどころかむしろ減るらいなのです。ですから「コレステロールが心配だから」と優れたタンパク源である卵を食べないのはおススメできません。

図1

 

2)植物性の油は、がんや心疾患を防げない

「植物性の油を多く摂り、動物性脂肪とコレステロールの多い食品を控えれば動脈硬化を防ぐことができる」という栄養指導が長い間されてきました。ところがこのような食生活はむしろ狭心症や心筋梗塞、各種のがんなどを増やす恐れが高いことが2010年時点ですでに明らかになっていました。、1か月程度の短い期間の調査結果を、長い年月の積み重ねである慢性の病気の予防に当てはめようとしたところに問題があったのです。
実際、古い食事指導が正しいことを確かめようとした「ヘルシンキビジネスマン研究」は期間が経つにつれ死亡者が急増し、倫理的問題から中止せざるを得なくなりました。
 

図3

 

3)家族性高コレステロール血症(FH)を一般論にしてはいけない

 「TCが高いと心臓の病気が増える」という報告がありますが、そのような研究では、調査対象に遺伝によりTCが高くなる「家族性高コレステロール血症(FH)」の方が多く含まれていました。そのために「TCが増加するにつれ心臓病による死亡が増える」という結果が出ていましたが、そもそもの調査対象の決め方に問題があったことになります。
 さらに、遺伝に異常のない40歳代以上の方に限っていえば、TC 値が高い方ががんによる死亡率や総死亡率が低いという結果も出ています。死亡率が低い、つまり長寿であるかどうかという意味では「TCが高いほうが長寿」ということになるのです。

図4

 

4)スタチンでは心臓病を減らせない

循環器の学会での治療方針(ガイドライン)ではLDLコレステロール(いわゆる「悪玉」と呼ばれているもの)を減らすスタチン系の薬剤が心臓病予防に有効とされていますが、その根拠になっている論文は2004年以前の古いものです。2010年時点での研究ではスタチンのそのような効果を証明することはできませんでした。むしろスタチンの重大な副作用である横紋筋融解症や、各種ホルモンやコエンザイムQ10(Co-Q10)などが作られにくくなることが問題となっています。
遺伝的に問題がない調査対象では、LDLや中性脂肪が高いほうがむしろ長寿という調査結果も出ていて、安易にそれらを下げる治療はすすめられません。

 

5)脳卒中はTCが高いほうが予防できる

この50年の間に、日本人の動物性食品の摂取量は大きく増えました。そのためTC値は上昇してきましたが、脳梗塞や脳出血などの脳卒中は逆に減ってきました。コレステロールは血管の強度や柔軟性を保つためにとても大事な栄養素なのです。脳卒中を起こした人の8 割以上は、TC 値(LDLコレステロール値)あるいは中性脂肪値の低い人です。一方、バターやココナッツオイルなどの飽和脂肪酸やコレステロールの摂取量が多い人のほうが、脳梗塞などの虚血性脳卒中の死亡率は低くなっています。
ですから、これらの数値が高いというだけの理由で投薬治療をするのはおすすめできません。強い酸化ストレスによって「過酸化脂質」が生じて、初めて動脈硬化などの原因となるのです。2015年時点でも「LDLを下げたら心臓病が減った」という信頼性の高い研究データは存在しません。

 

6)オメガ6系脂肪酸を減らしオメガ3系脂肪酸の摂取を増やすことで動脈硬化やその他の病気を防ぐことが出来る

一般的な植物油に多く含まれるリノール酸などのオメガ6系脂肪酸は炎症を促進します。それに対し、魚油のEPAやDHA、植物性のアルファリノレン酸などのオメガ3系脂肪酸は炎症をおさえて動脈硬化などの病気を防げことが分かっています。現代人の摂取バランスは圧倒的にオメガ6が多く、その比率を1:1になるべく近づけることをおすすめします。

また多くの植物油は動物実験で腎障害などが報告されていて、人での安全性は確立していません。これに対し、動物性脂肪(飽和脂肪酸)やコレステロールは長期的には TC 値を上げず、炎症を促進せず有害作用もありません。肥満にならない範囲で、動物性脂肪やコレステロールは安全であるといえます。

 

ガイドラインのうち大事な点だけを補足を入れながらまとめましたが、5年経過した現在でも全く古びていないどころか、正しさが次々と証明されている感じですね。原文を参照されたい方は以下からどうぞ。

http://jsln.umin.jp/pdf/guideline/guideline-abstractPDF.pdf

さて、日本動脈硬化学会も2015年5月、「コレステロール摂取量に関する声明」を発表し、「食事で体内のコレステロール値は変わらない」と認めました。

「意識的に難解に書いたのか」というような文章ですが、コレステロールを抑える医療を認める根拠としてはどうなのかなと思います。

http://www.j-athero.org/outline/cholesterol_150501.html

 

(図表は金城学院大学オープンリサーチセンター「脂質栄養学の新方向とトピックス」より引用)

【ゆるやかな糖質制限のメリット ~DIRECT試験から~】
2015/07/16

当院では患者さんの指導の基本は「ゆるやかな糖質制限」です。ごく単純にいえば「一食あたりの糖質量が40g程度」ということになります。どうしてその量なのかという理由はいくつかあります。

1)糖質量をを1日20g以下に絞るいわゆる「スーパー糖質制限」で長続きする人は比較的少ない。マジョリティを巻き込んでいくためには適当な糖質の量。取り組む側も、指導する側も楽。

2)この量の糖質を摂っても蛋白と脂質を必要量しっかり摂取していれば糖質制限のメリットを十分享受できる。

などが主なものです。

「理論的な安全性などは大丈夫なの?」とご心配の方のためにピッタリな調査研究があります。以下の内容をフェイスブックに投稿したところ沢山の質問を頂きました。皆様の関心の高さがうかがえますね。

ゆるやかな糖質制限のメリット ~DIRECT試験から~】

ご存知の方も多いかと思いますが、糖質制限食に関する有名なRCT(無作為ランダム化試験)研究であるDIRECT試験についてお話したいと思います。
出典は The New England Journal of Medicine で医学雑誌としては世界最高峰です。NatureやScienceと同格とみなされています。
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa0708681

※RCTとは、調査が不正確になりそうな要素を出来るだけ排除して行う研究のことです。たとえば薬の効きめを調べるときには本物のクスリとニセ薬を使って比較しますが、飲む人が「これは本物だ」と知っているとそれだけで「効きそうだ」と思い込んで「効いてしまう」ということが起きます。ニセ薬と知っていると効果を評価する医師は「どうせ効かないよ」と思って診察しますので診断が正確にできない恐れがあります。ですから本物かニセ薬かは服用するヒトも、評価する医師も知らない状態でないと具合が悪いのです。

この試験では調査対象を3つのグループに分けて比較しています。各グループは平均BMIが約31、8割が男性ということですので日本人に当てはめると結構肥満体型です。

1)低脂肪グループ
 ♂1800kcal、♀1500kcal/日のカロリー制限、脂質3割以下、飽和脂肪酸10%以下、コレステロール300mg/日以下

2)地中海食グループ
 ♂1800kcal、♀1500kcal/日のカロリー制限、脂質35%以下を目標、30~45gのオリーブオイル、20g以下のナッツ

3)低糖質食グループ
当初2ヶ月は1日20gの糖質、維持期には1日120gに徐々に増加させる。摂取カロリー、タンパク、脂質に制限はない。
まさに「緩やかな糖質制限」です。

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低糖質食の当初2ヶ月の体重減少が大きいが、ここはスーパー糖質制限を実施している。 維持期に入り徐々に体重は戻っていくが、それでも3群のなかでは最も減少幅か大きい。

 

これらの三つのグループを2年間にわたり追跡調査しました。その結果、体重減少が最も大きかったのは低糖質食グループでした。低脂肪食グループは全くメリットがありませんね。

脂質関連の調査もされています。調査期間の中でHDLの増加、中性脂肪の減少、総コレステロール/HDL比(LDL/HDL比に近いと考えていいでしょう)の減少などで低糖質食は良い結果を出しています。「ゆるやかな糖質制限」のメリットは大きいといえるでしょう。

 

2年比較

 ちょっと難しかったかも知れません。また折を見て解説したいと思います。

 
スタディグループSKNセミナー
2015/07/14

もう先月のことになりますが、埼玉県朝霞市にて長年の友人である田代素子さん(DH・Orthomolecular Nutrition Professional)のコーディネートでスタディグループSKNセミナーに招聘頂き、丸1日歯科と栄養療法、抗加齢医学についてお話させて頂きました。

通常の流れでは各論の栄養素のお話を詳しくするところです。ですが今回は冒頭の「抗加齢医学総論」に全体の1/4の時間を割きました。そこには明確な目的があります。

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日本抗加齢医学会での抗加齢医学の定義は「元気で長寿を享受することを目指す実践的・理論的科学」とされています。そこで重要視されるのは健康寿命を延ばすための知識はもちろんのこと、それを踏まえた上での「生活習慣の行動変容です。その最前線にいるのが今日受講して下さった歯科衛生士の皆さん。

メタボリックドミノの最上流に位置し、未病の患者さんの日常に介入することが出来るのは通常の疾病治療をする医科ではなく歯科医療従事者です。そのための手駒、引き出しを増やすことに幾らかでもお手伝いが出来ればという思いでプレゼンさせて頂きました。臨床に真摯に向き合っている彼女たちが「歯科と栄養」という切り口を得たとき、クライアントに提示できる選択肢は大きく拡がることでしょう。それが歯科の存在意義を一層高めることに繋がると信じています。

【オリーブオイルとナッツ、地中海食】
2015/07/12

米国抗加齢医学会(A4M)ニューズレターより。
日本人にとって「週に1リットルのEVオリーブオイル」というのはなかなか現実的ではありませんね。ナッツは出来そうですが。
オリーブオイルの効果が主成分のオレイン酸であると短絡的に解釈しないことが重要です。
*以下抄訳*
認知機能の悪化と脈管障害の進展には酸化ストレスが大きな役割を果たしている。疫学調査によれば、抗酸化力が高く、血管保護的な地中海食を摂ることにより認知機能の低下を緩やかにすることが知られているが、これを裏付ける臨床試験のエビデンスは欠けていた。スペインのグループはこれを確認するため心血管系に問題があるものの認知機能が健康な447人を対象にRCT(ランダム化比較試験)を施行した。
患者を「週に1リットルのエキストラバージンオリーブオイルを含む地中海食」、「1日30gのミックスナッツ(ウォーナッツ、ヘーゼルナッツ、アーモンド)を含む地中海食」「低脂肪を助言するのみの対照群」の3群に分け調査したところ、前の2群は対照群と比較して前頭型及び総合的な認知機能が有意に改善していた。
著者は「我々の調査結果は、このような食事は加齢に伴う認知機能の低下に立ち向かえる可能性がある。他に効果的な方法がないとき戦略的な実施を検討してもよい。更なる調査が必要だ」と結論している。

A Mediterranean diet supplemented with olive oil or nuts may help to improve thinking, learning, and memory.
WORLDHEALTH.NET
日本アンチエイジング歯科学会 第10回記念大会が終了
2015/05/18

日本アンチエイジング歯科学会 第10回記念大会が終了しました。今回も松尾会長をはじめ理事・実行委員の先生方のご尽力で楽しく、華やかであったと同時に貴重な勉強をさせて頂きました。

演題を拝聴し、また多くの皆様とお話させて頂いて改めて感じたのは「アンチエイジングは意識改革であり、また行動改革である」ということです。いくら知識を得てお題目を並べても、自らがそれを実践できなければ何も始まらないし、またクライアントの「行動変容」というアウトカムが実現しなければそれは所詮「絵に描いた餅」でしかありません。

 

抗加齢医学では、術者側・指導者側でコントロールができる領域は思いのほか狭いということです。美容外科では術者のメスさばきは当然重要ですが、身体内面からの栄養学的サポートが無ければ長期的安定は望むべくもありませんし、食事にしても「糖質が太る」と解っていても依存から抜けられない方を何人知っていることでしょう。自分自身や、自分が属するチームがクライアントを実際に動かせる「引き出し」をどれだけ持っているか。それを常に意識して増やしていく努力が私たちには求められているのだろうと思います。

 

アンチエイジングの分野でも、歯科が置かれている状況は微妙であり難しい局面も少なくないのは残念ながら事実です。ですがメタボリック・ドミノの階層を考えると「従来の一般医科」よりも「全身の健康を意識した歯科」が上層に位置するのは確実です。つまり健康寿命の延伸に貢献できる度合いが大きいのはむしろ歯科なのだろうと考えます。それを意識出来ていない、あるいは単に「知らない」歯科関係者のなんと多いことか。

 

学会員である以上は一般の皆様向けはもちろんのこと、歯科関係者に向けても継続して情報発信するスタンスを持つことが求められているのだろうと思います。

 

第3回 栄養・アンチエイジングジョイントセミナー その5
2015/03/30

二つの講演がおわり、質疑応答の時間となりました。

聴衆の皆さんからどのような質問が出るか、また出ないのか。これはその日の自分の講演が興味を持って聴いて頂けたのかどうかの大事な目安となります。

余り簡単な内容でも満足感はないですし、といって難しすぎる内容を話してしまっては集中力を保って聴いてもらうことは出来ません。今回のように歯科医師・歯科衛生士・管理栄養士などの専門家と一般の方が混ざっている場合はなおさら工夫が必要になります。

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幸い、多くの質問を頂くことが出来ましたし、当日の講演以外の話題もでて充実した時間となりました。

これでプログラムは終了です。後片づけをしつつさらに多くの皆様とお話しすることが出来ました。後日診療のためいらっしゃった患者さんの一人も

「分かりやすくて面白かったですよ」

と言って下さりとても嬉しかったです。

今回のジョイントセミナーは3回目ということもあり、スタッフの皆はこれまでの経験を生かしてとてもスムーズに運営をしてくれたと思います。私は講演の準備に専念することが出来とても有難かったです。改めて感謝したいと思います。

そして遠方から、またお忙しいところご参加頂いた皆様、ありがとうございました。このセミナーは当院のコンセプトを表現する上で大事な柱となっています。これからも続けていきますので宜しくお願い申し上げます。

 

第3回 栄養・アンチエイジングジョイントセミナー その4
2015/03/17

私が今回選んだのは「腸内細菌と免疫力、そして歯周病」でした。現在の医学界で大きな注目を集めているテーマなのですが、お口の健康にも大きな関わりがあります。

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歯の丈夫な人は医科を含めた医療費全体が低いとの統計が多くの研究機関から発表されており、健康寿命の延伸には口腔内の状態を整えることが非常に重要となっています。
中高年以降に歯を失う原因のトップは感染症である歯周病で、免疫力が低下しないよう注意する必要がある。

免疫力向上のカギは腸内環境にあり、乳由来の糖タンパクのラクトフェリンなどのプレバイオティクス、アミノ酸のグルタミン、食物繊維などの摂取が重要。必要な栄養素を確保するためには糖質の過剰摂取を避け、肉や魚などの動物性たんぱくをしっかりとることがカギとなる。健全な栄養吸収を妨げるものとしてピロリ菌感染がある。

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最新の治療では3DSシステムなどを用いたも可能になってきている。歯周組織の回復には「食後高血糖」を避ける必要があり、ある程度の目安となる血液検査データも存在する。
海外の最新の研究では血中コレステロールと食物には因果関係がないとの報告もある。コレステロールの上限値についても学会間で論争になっており、自分の健康を守るために情報を収集する姿勢が大事。

私の持ち時間は70分でしたが、実はこれは中途半端な時間です。駆け足で話すには少し長く、じっくりと話すのなら最低120分は必要です。ご参加の皆さんの興味、集中力が途切れないように話すには経験と度胸が必要。まだまだ努力の余地は大きいです。

それでも何とか話をまとめ、講演は無事終わりました。これから質疑応答です。

第3回 栄養・アンチエイジングジョイントセミナー その3
2015/03/13

定先生の話に引き込まれていると時間はすぐに過ぎ、休憩時間となりました。今回は以前の2回と違い、定先生が前半、私が後半の順序にしました。定先生と参加者の皆様が触れ合える時間を増やすためです。

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著書の展示販売も実施しましたので、サインをもらえた方も多かったはず。15分はやや短いですが時間の関係上やむを得ず休憩は終了。私の出番となります。