人間は一本の「筒」だった

オーソモレキュラーのはなし その1】

人間は一本の「筒」だった

皆さんは食物を食べた時、「これで身体の中に入った」と思っていませんか?

食物摂取や栄養のことを考えるときに、是非理解して頂きたいことがあります。食物を咬み砕いて飲み込んだとしても、それはまだ食べる前と同じく「身体の外にあるのだ」ということです。

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ヒトの消化器官は口から始まり食道、胃などを経て大腸、肛門で終わりますが、それらの表面(内部)は様々な機能を持った粘膜で覆われています。身体の内と外を隔てているものは皮膚や粘膜ですから、ヒトはいわば「外側を皮膚、内側を粘膜で裏打ちされた一本の「筒」のようなもの。

「飲み込んだ」というのは少し乱暴に言えば「拳で握りしめた」というのと大差ないのですね。

では「身体の中に入った」というのはどういう状況をいうのでしょうか。ここを理解して頂くことが栄養とアンチエイジングをダイナミックにイメージすることにつながってきます。

蛋白質、脂肪、糖質などの栄養素や各種ミネラル、ビタミンはそれぞれに特化された消化酵素によって分解されたり、特殊な仕組みを使って消化器官の粘膜を通過していきます。その時点で初めて「身体の中に入った」といえる段階となります。

そしてそれらはさらに複雑な経路を経て身体を構成する成分となったり、各種の酵素やホルモンなどの機能性を持った物質となり、あるいはエネルギー源として使われたり、いざというときのために貯蔵されたりします。それが上手く回るためには、吸収された後で身体の中で適切な「代謝」を受ける必要があるのです。

もちろん口から食物が入っていなければ元も子もないですが、「栄養が足りる」ということは「食べる・吸収する・使う・蓄える」などの様々なフェーズが上手くいっていることが必要ということになります。

オーソモレキュラー医学のメリットの一つには、これらの各段階をしっかり分析して是正することが出来るということがあります。

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