皆様こんにちは。栄養を科学する抗加齢歯科医、森永宏喜です。
歯周病と糖尿病に関係はご存じの方が増えましたが「肝臓病と歯周病の関係」はまだほとんど知られていないと思います。
実はすでに、2012年に注目すべき研究成果が発表されています。非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)とその前段階のNAFLDの進行に、代表的な歯周病原菌であるジンジバリス菌(Porphyromonas gingival……
歯周病特集のムック本が、マキノ出版から発売になりました。
冒頭の総論的な記事を担当させて頂いています。
拙著の内容をギュッと濃縮したものです。手に取ってご覧頂けると嬉しいです。
マキノ出版 歯周病を自分で治す最強療法……
皆様こんにちは。
栄養を科学する抗加齢歯科医
森永宏喜です。
今日、メジャーニュースサイトである
東洋経済オンラインに
「歯周病」と「認知症」の切っても切れない関係
というタイトルで記事を掲載して頂きました。
「東洋経済オンライン」は日経BP、プレジデント
オンライン、ダイヤモンドオンラインなどを凌ぐ
月……
少し前の話になりますが、8月30日、母校の東北大学歯学部の卒後研修委員会のトップである同期の篠原 誠先生にオファーを頂き「歯科領域の栄養療法」についてお話させて頂く機会を得ました。
参加者の大部分の皆さんには初めてのお話で、戸惑いすら覚えたのではと想像します。
無理もないことです。私が初めてこの世界の情報に触れた時もそうでしたから。なので
「そういう視点で自分の患……
Webを色々やっていると、自分のプロフィールを載せているところは沢山ありますよね。先日はその書き変えに追われていました。
思い立ってからは2年近く経つでしょうか、認定医取得計画はA4M(米国抗加齢医学会)事務局から取り寄せた電話帳のようなテキストに愕然とするところから始まりました。気を取り直して準備にかかり、今年5月のマレーシアでの筆記試験を経て各種の英文書類をそろえて申……
私は日本抗加齢医学会の専門医なので、年に4回、学会誌が送られてきます。抗加齢医学の最新情報が満載ですが、その中でも楽しみな記事が「誌上ディベート」です。ひとつのテーマをめぐって、抗加齢医学をベースにしながらも分野・立場の異なる専門家が「是」と「非」の立場で見解を披露します。
最新号で特集されていたのは「顔面の筋力トレーニングの是非」。
……
米国抗加齢医学会(A4M)ニューズレターより。
日本人にとって「週に1リットルのEVオリーブオイル」というのはなかなか現実的ではありませんね。ナッツは出来そうですが。
オリーブオイルの効果が主成分のオレイン酸であると短絡的に解釈しないことが重要です。
*以下抄訳*
認知機能の悪化と脈管障害の進展には酸化ストレスが大きな役割を果たしている。疫学調査によれば、抗酸化力が高く、血管保……
日本アンチエイジング歯科学会 第10回記念大会が終了しました。今回も松尾会長をはじめ理事・実行委員の先生方のご尽力で楽しく、華やかであったと同時に貴重な勉強をさせて頂きました。
演題を拝聴し、また多くの皆様とお話させて頂いて改めて感じたのは「アンチエイジングは意識改革であり、また行動改革である」ということです。いくら知識を得てお題目を並べても、自らがそれを実践できなければ何も始まらな……
抗加齢(アンチエイジング)医学というと、とかく美容などの外見だけを整えたり、年齢重ねることに逆らって不自然な手段をとるなどという、ある意味ネガティブなイメージで捉える方が現在もいるようです。ところが、抗加齢医学を社会科学的、あるいは医療経済的観点から考えると、私たちに莫大な経済的恩恵をもたらす可能性があることに気づきます。
2009年にアメリカ抗加齢医学会(A4M……