【歯科と貧血 その2 酸素の超スペシャリスト(1)】

貧血といえば血液、血液に関わる細胞といえば、一番は「赤血球」でしょう。赤血球の最大の役割はは言うまでもなく「酸素の運搬」です。

 

5分程度の低酸素状態で、脳は回復不可能なダメージを受けると言われています。水や栄養素のように「ながく貯蔵する」ということが出来ない酸素を、私たちは常に身体の隅々まで行き渡らせる必要がある訳ですね。そのために用意された「超スペシャリスト細胞」が赤血球です。

「どうスペシャリストなの」というと、赤血球の構造や機能をみていくとよく解ります。

 

1)核やその他の細胞小器官を持たない

赤血球は細胞核やミトコンドリア、リボソームなどの細胞小器官を持っていません。
赤血球も細胞ですからおおもとの細胞(幹細胞)の段階ではそれらを全て持っていました。成熟していく過程で全部、いさぎよく捨ててしまったのです。

 

ですから効率よくエネルギーを生み出す電子伝達系も使えませんし、遺伝情報を読み出してタンパク質を合成することも難しいのです。そして内部に酸素と効率よく結合するヘモグロビンをギッシリ詰め込みました。

 

素の取り込みや二酸化炭素の排出に極限まで特化しているのですね。

 

つづく 

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